今年はケニアのコーヒーがいいです。昨年11月に数銘柄のケニアのコーヒー生豆サンプルを取り寄せて焙煎してみました。12月にはカッピングで6種類のサンプルロースト豆をカッピングしました。
今年(13/14lクロップ)のケニアはすべてよかったです。口あたりとアフターテイトで納得のものばかりでした。AB規格で粒は小さめですが、メインストリームのFAQのAAよりは高い評価を与えることができます。
従来からケニアのコーヒー豆は品質が高いのですが、生産量および輸出量が少なく日本での流通量も少ないためでしょうが知名度が低い産地です。同じく生産量・輸出量が少ないのに日本での流通量・知名度があるタンザニア(キリマンジャロ)とは対照的だと思います。
現在はメインストリームのほかにカリルファクトリーのコーヒー生豆を取り扱っています。このコーヒー生豆はバキュームパックで輸入されています。AB規格ということもあり、FAQのAAとの価格差をみてもお得感のあるコーヒー生豆といえます。
国 : ケニア
生産者 : バラグウィ生産者組合
エリア : キリニャガ地方
精製所 : カリルファクトリー
品種 : SL28、SL34
生産処理 : フリーウッシュド アフリカンベッド
標高: 1700-1800m
カリルファクトリーは、バラグィ生産者組合の所有するウォッシングステーションの1つで、1986年に設立されました。バラグィ生産者組合は、この他に11のウォッシングステーションを所有しています。
カリルコーヒーファクトリーは、ケニアのコーヒー生産の中心であるキリニャガの標高1600〜1800m、ケニア最高峰のケニア山を臨む高地にあり、ハイクオリティなコーヒーの生産に最適とされるマイクロクライメットを有します。カリルとは、このエリア出身の名士”カリル”から名付けられ、近隣のカムウェティ川から引いた新鮮な水で生産処理が行われ、パーチメントはアフリカンベッドで丁寧に乾燥されます。
キリニャガらしいスパイス感と量感のあるマウスフィールが非常に特徴的で、甘さ、フルーティーなフレーバーも非常に強く感じる事ができました。まさにトップクオリティのカップです。
【カッピングコメント】 グレープ、レモン、ジンジャー、ラクティク、シュガーケイン、スムース、ロングアフテーテイスト