高級コーヒーでコーヒーゼリーを自作

暑い日々が続き、数日涼しくなりまた猛暑、このパターンは消耗します。

夏でもコーヒーはホット&ブラックで飲んでいます。

ただ、もうひとつ夏にコーヒーゼリーを楽しんでいます。

こだわりのコーヒーゼリーを自作しており、なかなか評判もgoodです。

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この写真は、緩めにつくったコーヒーゼリーです。

高いグレードのマンデリンコーヒーを100%使用したコーヒーゼリーで

しっかりとした風味が、コーヒー並みとまではいかずとも市販品との差

は歴然です。

もちろん、砂糖は使用していません!

 

 

 

2014年8月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : coffee roaster

コーヒー焙煎機を解体

本格的直火式コーヒー豆の焙煎装置をできるだけ解体して掃除と部品交換を

行いました。

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↓冷却部と正面を外した状態です。

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コーヒー豆の焙煎装置は清掃を怠ると、

煙突内で火がつく、部品が壊れるなど重大な事故になる可能性があります。

メンテナンス用品は欠かせないです。

2014年8月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : coffee roaster

「お勧めのコーヒー生豆」

「おすすめのコーヒーは何ですか?」と聞かれることがあります。

コーヒー豆を扱い始めて10年以上経過しましたが、一番多い質問(?)かもしれません。

この質問への回答をどのようにしたらよいのかとても悩むところです。

特に、コーヒー生豆について質問されるときは一層悩みます。

まずはなんといってもすべきことは、質問の意図を把握することです。これはができれば回答内容をどの程度細かくするかを決めることができます。

と申しますのも、この質問「おすすめのコーヒー生豆は何ですか?」という質問への回答は複数のパターンがあり得るからです。回答内容の濃度という点からいえば、10人8色くらいにはなるのではないかと考えられます。

焼き豆(レギュラーコーヒー)ですと、風味の好みで済むので2,3質問するとその人に合うものをお勧めすることもできますし、質問の文字のとおりに”私がすすめる”コーヒーを開示すれば充分ということになります。多くの場合は、前者を求めているように思います。焼き豆についてはまたの機会に投稿したいと思います。

コーヒー生豆の場合は、風味の好みだけでお答えするわけにはいかない内容だと思うわけです。焙煎加工して飲むことが前提だということはほぼ間違いないのですが、焙煎技術を向上させたい、コーヒー銘柄に対するノウハウの幅を広げたい、おいしく飲みたいといった観点に、質問される方が想定されている焙煎内容(方式、濃度、手法)、風味の趣向性、焙煎技量の度合いなども考慮されるべきものと考えられます。どの要素を見ても価格合理性も必須です。価格合理性は、こちらの基準は日々接している流通価格という基準で見ておりますが、質問される方の情報量はそれぞれとなるうえに、値ごろ感は比較することが要件であることが多いと思っています。自分自身も絶対的な価値基準を持っているわけではなく、比較の上に判断することのほうが多いからです。

たとえば、Aというコーヒー生豆が1000円で、Bという生豆が500円だとすると、500円が安いということは言うまでもありません。値ごろ感ということになると、品質やプレミアム要素などAとBの500円の差あるいは2倍となる要因はなんだろう?ということが考慮されて判断することになります。そのうえで、Aは割安なおか割高なのかということになります。

そんなわけで、「おすすめのコーヒー生豆は何ですか?」はとても難しい質問だと思っており、ご質問いただいた方にはいくつも質問をしてその方に勧める銘柄を頭の中でsearchしています。もし、このブログを見ていただいたら、質問する際にできるだけ多くのヒントを付け加えることをお勧めします。焙煎方法や、想定濃度、いつも使用している生豆の産地やグレード、ハンドピックはいとわないのか?、コーヒー焙煎の上級者?、好きなコーヒー銘柄や風味の特徴などなんでも助かります。

コーヒー生豆のグレードについては、グァテマラについての投稿を参考にしてください。

コーヒー生豆 グァテマラSHB(スタンダードグレード)

グァテマラは、品質の高いスペシャルティコーヒー豆を数多く生産している産地のひとつです。

今年13/14年は、世界的コーヒーチェーンの大量購入、サビ病などにより流通状況が例年とは異なっているようです。

コーヒー生豆の品質が例年と比べて大きく劣っています。特にスタンダードグレード(コマーシャルグレード)以下のコーヒー生豆に顕著なようです。

 

グァテマラ産スタンダードグレードのコーヒー生豆は、「SHB」グレードのみを取り扱っておりますが、昨年の終わりごろから品質低下が始まった感がありました。さらに、仕入れるたびに品質が下がっていく印象を持っています。

輸入されているすべてのグァテマラSHBコーヒー生豆を見たわけではないので、どこかで質のよいの生豆が入手できるのかもしれません。したがいまして、グァテマラSHBの全数についての評価ではございませんが、コーヒー生豆の流通事情を感がえますと、おそらく少なくとも日本に来ているSHBは同等のものだと考えられます。昨今のグァテマラの事情を加味すると、おそらくは世界的にグァテマラSHBの品質が良くない状態ではないと予想してます。

 

この「スタンダードグレード」や「コマーシャルグレード」というのはご存知の方はそれなりにコーヒー通です。

「標準品」と言われるこっともありますが、これは日本語にしただけですね・・・。

ときどき当社の基準、販売会社や焙煎事業者が付けている商品区分だと思われている方がいらっしゃいます。「スタンダードグレード」という等級は、輸出国でつけている等級ですので、コーヒー業界では「共通規格」となります。

さらにこの輸出国に基準は、国地域ごとに各地のコーヒー協会により等級分けされる仕組みです。日本で言えば農協による規格というイメージになると考えられます。グァテマラを例にみますと、アラビカ種のコーヒー生豆みで等級は以下の7つです。
SHB ストリクトハードビーン
HB ハードビーン
SH セミハードビーン
EPW エクストラプライムウオッシュド
PW プライムウオッシュド
EGW エクストラ・グッド・ウォッシュド
GW グッド・ウオッシュド

この7つの基準は、コーヒー生豆を収穫した標高で分けられています。標高が高いほど品質が良いコーヒーとされており、価格はSHBが最高値となります。

私が実物を見続けているのは「SHB」のみで、上記でふれました”今年の質の悪さ”はSHBについてです。

 

やや分かりにくいのですが、ここの「スタンダードグレード」の上位にプレミアムグレード、グルメコーヒー、スペシャルティコーヒーという区分があります。それぞれは厳密には異なるようなのですが、ここではスタンダードグレードの上位グレードということで定義しておきます。

この上位グレードは、やはり生産地で格付けしているのか?というとこれは異なりまして、プレミアムのついたコーヒー豆ということになります。品種の特定やトレーサビリティといった要素がプレミアム付けになっています。品評会を開催して入賞したコーヒー豆(COEなど)もあります。

グァテマラの場合、プレミアムグレードは地方や農園を特定して品種を明示しているものが主流です。現地での栽培からハンドピックまで高い品質管理が行われています。

現在のグァテマラ産は「スタンダードグレード」と「プレミアムグレード」は別のコーヒー生豆といえるほど差が大ききなっています。