コーヒー生豆の生産工程

コーヒーノキの栽培とコーヒー生豆への精選

◇コーヒーの栽培◇

コーヒーは苗木から育てて、4~5年で収穫のときをむかえます。
     植樹→収穫→精選→出荷(輸出)
をへて、私たちの元にやってきます。
ほとんどの豆は赤道近くのコーヒーベルト地帯で栽培されていますので、遠く海を渡って届きます。

コーヒーセラード
コーヒーの苗木 生産国で、その地域に合わせた植樹を行います。
標高の高い斜面で土壌や土質、そして気候風土に適した場所を選び、有機栽培で大切に育てられたり、アラビカ種の在来種のブルボン、ティピカ種などスペシャルティコーヒーとして育てられるものもあります。
コーヒーの花   ・・・白い花が咲きます。
     同じ木でも開花の時期が異なります
コーヒーの実  実をつけるとやがて熟した赤い実になります。
 赤く熟した実から収穫されていきます。
 一部に黄色い実(アマレロ種)もあります。
 完熟するまで待って収穫するものもあります。
コーヒーの収穫 同じ木でも花の開花・結実時期が異なるのでコーヒーチェリーの完熟度も異なります。機械でで収穫するものもありますが、熟したコーヒーの実のみを収穫するため、手作業で摘み取ることもあります。スペシャルティーコーヒーのほとんどは手摘みです。
↓精製工程↓
コーヒー豆の精選 豆を乾燥させます。
・ウォッシュド製法
 豆を水洗いする方法で、雨の多い地域で行われます。
 よりクリアな味になるといわれています。
・セミウォッシュド製法
 水洗い後果肉をつけたままビニルハウスで乾燥させる
・サンドライ方式
 水洗いした後天日で乾燥させる「天日乾燥」
・ナチュラル製法
 水洗いせずに天日乾燥させます。
 コーヒー独特の香りや風味が多く残るといわれています。
コーヒー豆の選別 欠点豆、未熟豆を除去の他、粒の大きさ別等に仕訳します。
水洗いするときに機械を使って選別するものもあります。
生産地域のコーヒー豆のグレード分けを行います。
テイスティングが行われてグレード分けが行われます。
ドンゴロス(麻袋)に詰められて出荷のときを待ちます。
ブルーマウンテンとハイマウンテンは樽に詰められます。
コーヒー豆の輸出 コーヒー豆を60kg~70kg詰めたドンゴロスに刻印して港へ。
船底で揺られながら遠路、世界各地の消費国へコーヒー生豆が輸出されます。
消費国で焙煎してインスタントコーヒーやレギュラーコーヒーとして食卓へ・・・・
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