コーヒー生豆 ブラジルのセラード地方アマレロ

ブラジルは世界のコーヒー生豆の30%を生産するコーヒー王国です。

13/14年のコーヒー生豆の生産量実績は次のようになります。
1位 ブラジル:53,700 千袋
2位 ベトナム:28,975 千袋
3位 コロンビア:11,000 千袋
合計      150,145 千袋

ブラジルのミナス・ジェライス州のセラード地方産のコーヒー生豆はプレミアムグレードで日本にも輸入されています。

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コーヒー生豆のブルボンアマレロ品種は、数多くの品質コンクールにおいて毎年安定的に上位入賞することから、ブラジルで美味しいコーヒーを生産するためには欠かせない品種となりました。現在では多くの産地で増産傾向にあります。
ブルボンという品種は100種類以上研究所にあり、中でも生命力が高く、それぞれの産地に適しているものが選ばれ、一般の農園で植えられていきます。
現在ではヘクタール当たりの生産量も多くなり、特別な希少価値は昔ほどはありません。
味覚の面から優れていることも多く、プレミアム価格が付くことがありますので、スペシャルティマーケットとともに今後も増産の可能性はあります。

由緒正しき王家や貴族には必ず系図が存在し、その歴史を現しています。エチオピアで生まれたコーヒーにも系図があり、その祖先をたどっていくとティピカ種とブルボン種にたどり着きます。ブルボン種は大航海時代にブラジルの地に定着し60年代にはブラジルの全土で栽培されるようになりました。その後、度重なる天災とブラジル政府の国策により、より多収穫で病害虫に強いハイブリッド品種に植え替えられていきました。サントスNO2に代表される生産国ブレンド型はやがて品種ごとの収穫を排除させ、100%ブルボンは失われていきました。

1989年にブラジルコーヒー院が崩壊し、輸出の自由化と共にブルボン種を守り続けた数少ない生産者から100%ブルボン種の収穫が復活しました。コーヒーの系図の最上級にあたるブルボン種は他に追随を許さない香味を持ちます。人類の進化の歴史の様に長い系図は一つの文化が成熟した時に見せる華麗さと繊細さを併せ持つ王家として君臨される最高級なコーヒーと言えます。

セラードアマレロ-(3)

 

コーヒー生豆セラードブルボンアマレロ

国 : ブラジル
エリア : ミナスジェライス州セラード地域
品種 : ブルボンアマレロ
収穫:5月下旬〜8月下旬
生産処理 : Semi-Washed(水洗式)
生産処理 : 16-18

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